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アムステルダムの商人 [ボードゲーム(あ行)]

『アムステルダムの商人』
作者:ライナー・クニツィア
メーカー:ジャンボ(リオグランデ)
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:90分
キーワード:ボード、カード、お金、オークション、商館、商品

現在では国内未流通。
すでにかなり昔の作品。オークションクロックが一際目を引きますが、システムはがっちりゲーマー向け。
競りを扱うことではライナー・クニツィアの右に出るものはいないと言っても良いでしょう。
ラー、モダンアート、アメンラー、メディチ等々競りを扱った好ゲームの多くはこの人の作。
さて、そのクニツィアが作った本作は、競りというものの逆提示をしています。そう今回の競りは価格が下がっていくのです。

ゲームはカードをめくって行動決定を3回繰り返していくという非常にシンプルなもの。
手番プレイヤーは3枚のカードを順にめくって行動決定していきます。
①自分が無料で実行する
②オークションにかける
③ゴミ箱へ(単に捨て札になる)

こうして行動をしていくわけですが、カードには、
①商館を置く
②交易地を作る
③商品を仕入れる
があり、それぞれ密接にお金に絡んできます。
最終的にはお金勝負になるので、いかにお金を稼ぐか、投資を抑えるかがカギで、常に悩ましい展開が待っています。
タイマーカードが規定数出たらゲーム終了で、最終的にお金が多い人が勝ちです。

評価(5段階):☆☆☆
面白いのですがテンポがちょっと悪いかな?
勝ち筋は複数の道がありそうなので、色々試したい、とは思いましたが、オークションクロックが今一歩。
現代にリメイクするならこの逆競りにはいい方法があるかも。

アセンション [ボードゲーム(あ行)]

『アセンション』
作者:J.Gary
メーカー:Gary
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分
キーワード:デッキ構築、モンスター退治、名誉点、ヒーロー、ルーン、カード

ドミニオン、サンダーストーンの流れをくんだデッキビルドゲーム。
舞台が架空世界のファンタジー物で、しかもパーティーを組んでモンスターを倒していく点はサンダーストーンにより近い感じ。
もっとも、サンダーストーンよりパラメータの量が減っており、かなり簡略化されている。

今までのデッキビルドゲームと違う点はボードがあること(笑)。もっとも、ほとんどボードは意味がないくらいなんだけれど。

盤面上には重装歩兵、秘術士、狂信者、山札からめくられた6枚のランダムカードが。
手札には、各プレイヤーに民兵2、弟子8の計10枚が配られており、それをシャッフルの後、5枚を手札に。

ゲームは、手札をさらし、重装歩兵、秘術士、6枚のランダムカードの中のヒーロー、コンストラクトを雇ったり購入したり、狂信者や場の6枚のカードの中のランダムで出てくるモンスターを倒していくこと。
雇ったり購入したカードは自分の捨て札置き場に、倒したモンスターは虚空に置かれる。

手札からプレイしたり、モンスターを倒すと、名誉点がもらえるので、それを集めるのが目的となる。
プレイヤー人数によって規定名誉点があるので、それが尽きたらゲーム終了で1番高い点を取った人が勝ちだ。

ドミニオンやサンダーストーンと違う点は、雇う、購入するモンスターカードがランダムで現れること。
基本となる、重装歩兵や秘術士はストックがあるうちは自由に買える。
倒したモンスターはデッキの中には入らず虚空に落ちること。
名誉点が尽きたら終了で、全プレイヤーが同じ手番数をこなせること。
置物(MTGでいうところのアーティーファクト、もしくはエンチャント)カードがあり捨て札にならない限り毎手番効果を発動すること。

評価(5段階):☆☆☆☆
アークライトから日本語版が発売になるそうで、これからじわじわと広がっていくのかな?という期待感が。
ルールはシンプルで、展開は毎回変わるので、それにあわせた戦略を練るのが面白い。
数回遊んだだけでは全カードを自分で使うことは難しいので、繰り返して見たい魅力がある。

アサラ [ボードゲーム(あ行)]

『アサラ』
作者:ヴォルフガング・クラマー、ミヒャエル・キースリング
メーカー:ラベンズバーガー
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:塔、お金、カード、フォロー、高さ、数

架空世界、アサラで塔を建築する。
塔には5色あり、色毎に建築金額が違う。また、塔には4種類のパーツがあり、建築する時には最低限土台と、尖塔が必要。また、塔タイルの購入の際にプレイするカードには5種類の色がある。

ゲームはカードプレイと建築からなる。
手番順に従い、カードを空いているカードスペースへプレイ。
プレイしたら、塔のタイル購入なら色毎に決まった金額を支払いついたての手前に。お金、スタートプレイヤーのスペースならその処理をする。で、カードプレイには一つ制限があって、4種の塔タイルの購入スペースと、お金、山タイルから選んで購入のスペース、塔タイルの建築のスペースは、一度カードのプレイがされたら、2枚目以降は同じ色のカードをプレイしなければいけないこと。なければ2枚を1セットのオールマイティーとしてプレイすることでフォローできる。

手番数が手札の数になるので、あまりオールマイティーでプレイしては他のプレイヤーと差がつく。かといって、フォローばかりでは欲しい塔タイルが買えない。

塔タイルは建築スペースにカードプレイすることで建築できるが、これまた制限がある。1つの塔は1色で建築しなければいけない、ということ。しかも塔は色によって購入金額が違うため、あまり高い色のタイルばかり買っていると金欠になる。が、安い色では最終的な得点計算の際に点数が低い。

1ラウンドはプレイヤー全員が手札を使い切ったら終了。
塔の数、紋章(塔のパーツの中には紋章が描かれているものがある)の数で得点が入り、次のラウンドへ。
カードと資金20をもらってスタート。

計4ラウンドプレイして最終決算(各色の塔の高さ、最大、数)をし、得点が一番高い人が勝ち。

評価(5段階):クラマー、キースリングの黄金コンビのゲームで期待していたのだけれど、ちょっと拍子抜け。少し盛り上がりに欠ける気がした。まだ1回しか遊んでいないので断言は禁物だけれど。
建築のカードフォローは面白いルールで、手札の偏り方でも色々戦略は立てられそう。

アロザ殺人事件 [ボードゲーム(あ行)]

『アロザ殺人事件』
作者:
メーカー:ツォッホ
プレイ人数:3~6人
プレイ時間:45分
キーワード:ホテル、立体ボード、投入、キューブ、犯人、推理、証拠隠滅

ホテルアロザで殺人事件発生。被害者は2人、証拠を集め、犯人を捜せ。なノリのゲーム。
気分は名探偵コナン?

ゲームは2部構成。
前半は被害者探し、後半は証拠品集めだ。

まず準備として7階建てのホテルを重ねる。その後ホテルのジオラマの中心の穴に被害者キューブ2個、各プレイヤーの証拠キューブを2個づつ、投入する。

投入されたコマは運命の悪戯によって各階に分散するので、それらを探し出すのがこのゲームの主な行動になる。

前半はスタートプレイヤーから時計回りに被害者の居そうなフロアを指定し開けてみる。被害者がいたらそのフロアにある他の証拠キューブと一緒に記録ボードに移動。なければ自分の証拠キューブを1個追加して、そのフロアのキューブを穴から再投入。2個の被害者キューブが見つかれば前半終了だ。

後半は他のプレイヤーの証拠キューブ探し、もしくは自分の証拠隠滅だ。被害者を探す時同様フロアを指定し、他のプレイヤー、もしくは自分を指定しそのプレイヤーのキューブがあれば処理をする他人を指定してその色のキューブがあれば記録ボードにプレイヤーのストックから載せるし、自分であれば記録ボードからそのフロアにあった分だけ証拠隠滅できる。

こうして、だれか一人の証拠キューブがストックからなくなればゲーム終了。

記録ボードの証拠キューブの位置によりポイントを加算し、一番ポイントが少ない人が勝者だ。

評価(5段階):☆☆☆
基本的にノリが大事なゲーム。キューブ投入時の音をしっかり聞き取り、予想して、他人の証拠は多く記録ボードに載せて、自分のキューブは隠滅する。
とかく最下位を叩きやすいゲーム構造ではあるけれど、それでトップになれるならアリだが、そうでないならそれは得策ではない。トップの証拠キューブを探し出し、少しでも自分の証拠は隠滅しよう。わかっている人同士で遊べばポテンシャルは高いと思う。

ウルク 文明のゆりかご [ボードゲーム(あ行)]

『ウルク 文明のゆりかご』
作者:H.Kuhn, W.Kuhn
メーカー:DDD
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:文明発展、カード、キューブ、ディスク、建築、神の恩恵、災害

文明発展ゲーム。
カードゲームでありながら、文明発展を楽しもう、という意欲作。
カードは4色に分けられ、それぞれ文化レベルがあり、文明が記載されている。その文明を築くことが出来れば能力を使うことが出来るし、さらに上位の文明を築くことが出来るようになる。
最終的に一番得点を取った人が勝者となる。

プレイは、プレイヤー全員が、異なるレベル1の文明を1つ持った状態からスタート。
手番に出来ることは、以下の中から同じ行動を含む3回。
①カードを引く。
山札、オープンされている場札3枚の中から1枚取る。
②文明を発展させる。
文明は自分の場には5枚まで出せる。レベルの高い文明はすぐその下のレベルがない限り出せない(レベル1しかない状態で3や4は出せない、ということ)。
また、今出してある文明を手札に戻し建てかえることも出来る。
文明の出し方には癖があり、レベル1ならそのままただで出せるが、レベル2~4は同じカードがそのレベル分枚数必要。カード構成はカード1種類に付きレベル+1枚しかないので、そのままではまず出せない。そこで同じ色のカード2枚をオールマイティーにして使えるというのが効いて来る。
③資材を取る
文明には資材を取ることが出来るものがあるので、それを起動することで資材が取れる。
④カードを捨て札にし資材に変換する
既に場に出ているカードは捨てに札にすることで同じ色の資材に変換できる
⑤村、都市を作る
資材を使って村、もしくは村をレベルアップし都市を作る

こうしてアクションをしていき文明、都市を作る。
カードの中には神の恩恵や天災が混ざっており、判定は場の状況だったり、資材の競り、同時競りによって決められる。

最終的な得点は文明カードと対になった村、もしくは都市によりレベル×1倍の得点、もしくは×2倍の得点が。文明カードしかなければ1点。残った資材は4個で1点で、それらの合計で勝者が決まる。

評価(5段階):☆☆☆☆
カードゲームでありながら、ボードゲームなみの時間を提供してくれる優秀ゲーム。値段はカードゲームとして考えると少し高いが、中身はしっかり詰まっているので、納得できるもの。
60分で遊べる文明発展物として十分お勧めできる。

惜しむらくはルールが読みづらいこと。全体の流れから考えてみてどう読んでもおかしいところがいくつか見受けられてプレイ中何度か見直したのだ。

総じて遊んだ人には高評価だったことは合わせて付記しておく。

ヴァンパム [ボードゲーム(あ行)]

『ヴァンパム』
作者:ジェフリー・D・アラーズ
メーカー:ペガサスシュピーレ
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45分
キーワード:首飾り、交易品、手札、押し出し、手札上限

原住民と交易しよう。
交易品は5種類。
うまく交易すれば原住民の首飾りに交換してもらえる。

ゲームはシンプル。けれど悩み所多し。
手番に出来ることは、原住民の交易品の並んだ列に、自分が交易する商品を1枚以上伏せて出すだけ。
全員が同様にプレイしたら交易の始まり。
交易により商品が手に入ったり、首飾りが手に入ったりする。

交易品を出す時、既に出されているところが良い場合、置かれている枚数より多く出せば追い出すことが出来る。追い出された人は別の場所に商品を移動させる。なので、交易品の出し方には注意が必要だ。少ない枚数では押し出されてしまい、思うところに置けなくなるかもしれない。

さて、商品を置いたら、山札から2枚カードを全員が補充し、手札上限チェック。
交易に出されたカード枚数の最大値+3枚がリミット。そしてカードを一番出したプレイヤーにスタートプレイヤーマーカーが移動する。

商品の交換がこのゲームのキモで、置かれている交易品と同種のものが含まれていれば、原住民のカードとそっくり入替。もし1枚もかぶったものがなければ、ないものを原住民側に1枚づつ補充し、残りは首飾りになる。
このゲームの勝利ポイントはこの首飾りで、いかにうまく原住民側の交易品にかぶらせず首飾りにするかなのだ。

なので、カードを伏せて出す時から戦いは始まっている。少ない枚数で交易品を大量ゲットし、大量のカードで首飾りを効率よく回収する。他のプレイヤーからの追い出しを予測し、リスクは最小限に抑え、効率よく立ち回る。

評価(5段階):☆☆☆☆
初プレイでビッときたゲーム。カードだけの構成ながら、他のプレイヤーとの絡みもあり白熱したゲームが楽しめる。少人数でもいいが、こういった押し出しのあるゲームはMAX人数に近い方が予想外の展開が待っていて楽しそうだ。

アン・ギャルド [ボードゲーム(あ行)]

『アン・ギャルド』
作者:ライナー・クニツィア
メーカー:グリフォン
プレイ人数:2人
プレイ時間:45分
キーワード:剣戟、カード

カードを使った剣戟アクション。
1~5までの数字のカード5種×5枚を使う。
手札は5枚、手順は手札から互いに1枚ずつプレイし、その数字分、コマを前、後進させる。
相手のコマのいるマスに届くカードがあれば攻撃できる。攻撃時のみ同じ数字のカードを複数毎プレイでき、その場合防御側は、出されたカードと同じ数字、同じ枚数で防御できる。
防御側が防御できなければ攻撃側の勝ち、出来れば防御側の手番となる。
5本先取で勝利。
上級ルールとして特殊カードが入るバージョンでも遊べる。

評価(5段階):☆☆☆
非常にシンプル。が、手札、使われたカード、それぞれの枚数を把握しておくと、とたんに熱い駆け引きのゲームになる。シンプルが故のカードを読みきっての攻撃が通った時の喜びはひとしお。
何も考えずにプレイすると面白みのわからないゲームになりがちなので、その辺の駆け引きが出来る人と遊びたい。

ヴァイキング [ボードゲーム(あ行)]

『ヴァイキング』
作者:ミヒャエル・キースリング
メーカー:ハンス・イム・グリュック
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:タイル、ヴァイキング、島、役職駒

ヴァイキングから島を守る。
メインボードには12マスが円形状に配置され、上には回転ディスクが。ディスクにはマスに置かれるタイルの価値を表す0~11の数値が記されている。
ゲームはこのメインボードに置かれた12枚のタイルを順にお金を払って取っていき、自分の個別ボード役職駒と一緒に配置(役職駒を配置できない場合はストックに)。6ラウンド行い1番得点を稼いだ人が勝者である。

基本ゲームの場合、取るタイルは重要だ。お金、得点、食糧供給、どれが欠けても最終的に得点に響いてくるのだ。
タイルは買われていくと無料になることがある。先を読んでうまく節約できた時は心の中でガッツポーズ。
タイルの形状は3種あるので、自分のボードに配置するタイルには注意が必要。偏ったタイル配置はせっかく取った(取らされた)タイルが配置できず1手無駄になるかも。

ヴァイキングをうまく撃退しつつボードを充実させていく、なかなかに手ごわいゲームだ。

評価(5段階):☆☆☆☆
タイル購入のギミック、タイル配置の制限が絶妙。ヴァイキングと役職駒を上手に配置して、いかに上手く得点を稼ぐかは、なかなかに忙しい(苦笑)。

アステロイド [ボードゲーム(あ行)]

『アステロイド』
作者:G.Beosseil、F.Henry
メーカー:イスタリ(リオ・グランデ)プレイ人数:2~6人
プレイ時間:40分
キーワード:レース、障害物、ゲート、プロット、タイマー

イスタリの新作。今回はプロット型レースゲーム。
ゲームモードを選択し、障害物、チェックポイントを配置。
スタートプレイヤーは3色のダイスを振って、障害物等がこのラウンドどう動くかを決定。
その後タイマーを起動し全員がその制限時間内にこのラウンドどう自分の機体を動かすかをプロットしていく。
時間がきたらルールに従って障害物を動かし、その後スタートプレイヤーから順に機体を動かしていく。
レースモードの場合、4箇所あるチェックポイントを誰かが全て廻った瞬間ゲーム終了。

評価(5段階):☆☆☆☆
時間制限でのプロットゆえ、慣れるまでは障害物の動きの確認でいっぱいいっぱい。機体が誤って障害物に体当たりとかざら。でもそこが楽しい。みんなでわいわい言いながら遊ぶのが楽しいタイプ。思い切った一手がズバッと決まると楽しい。間違えてもそれはそれ。
同時アクションプロットなので手待ち時間がないのもいい。

ウォリアーナイト [ボードゲーム(あ行)]

ウォリアーナイト
作者:ブルーノ・フェドゥッテイ、ピエール・クレクイン、コリー・コニッカ
メーカー:ファンタジー・フライト
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:240分

キーワード:ドイツ、陣取り、交渉、議決、戦争、騎士

重量級陣取りゲーム。
1点の価値が重く、一度付いた差はなかなか縮めることは困難。
それゆえに、遊びなれたメンバーで遊ぶと、深く楽しむことが出来る。
少なくとも、陣取りゲームをいくつか遊んでからの方がよいだろう。
なにせ、4時間というプレイ時間は、遊びなれていない人ではトラウマになる可能性がある。

ゲームは3ターンを軸にしたアクションプロット型。
実行できるアクションは6種類、それらが2枚づつのアクションカード12枚となって各プレイヤーに渡される。
その中からあらかじめ、したいアクションを6枚選び1~3ターンに2まいづつ割り振る。
選ばれたカードは各ターンごとにひとまとめにしてシャッフルし、順に上から公開する。そうして公開されたアクションカードの持ち主がアクションを実行していく。つまり、プロットはするが、順番はランダムになるのだ。
おおまかに1ターンから3ターンには割り振れるのでしっかりプロットすればミスはないが、そのターン中に順番を要求すると逆順にカードが出てガッカリすることも。

陣取りなので基本は都市の奪い合いだ。戦力を送り込み、包囲したり、攻城戦をして都市を増やす。盤面上の都市の過半数を1人が占めるか、勝利点が終了したラウンドで終了。

各プレイヤーは1貴族で、支配下に4人の部下がいるので、戦力の分配も重要だ。戦力には正規軍、傭兵とあり維持費が必要。

さて、アクションカードだが、使われてもすぐには帰ってこない(1種例外)。使われた後、カードの下側の色で分配され、収益、議会、戦力への支払いのいずれかの場所に集められる。そうしてこれらのカードの山が12枚になった時に決算とともに戻ってくる。収益はお金が手元に、議会は議事の採決、支払いは自分の戦力に給料を支払う。

こうしてお金のやりくり、議会での根回し、議席による強行採決など、リアルな国営をしながら領土を広げるのだ。

重厚なシステムは初め複雑だが、慣れれば思ったほどではない。たまにはこういう重厚なゲームもいいものだ。

評価(5段階):☆☆☆

少々重過ぎるきらいがある。始めて遊ぶのなら、3ラウンドくらいにするか、使用勝利点を半分くらいにした方が疲労が少ないと思われる。初回にフルゲームはインスト込みで5時間は覚悟。
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