ウォリアーナイト [ボードゲーム(あ行)]

ウォリアーナイト
作者:ブルーノ・フェドゥッテイ、ピエール・クレクイン、コリー・コニッカ
メーカー:ファンタジー・フライト
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:240分

キーワード:ドイツ、陣取り、交渉、議決、戦争、騎士

重量級陣取りゲーム。
1点の価値が重く、一度付いた差はなかなか縮めることは困難。
それゆえに、遊びなれたメンバーで遊ぶと、深く楽しむことが出来る。
少なくとも、陣取りゲームをいくつか遊んでからの方がよいだろう。
なにせ、4時間というプレイ時間は、遊びなれていない人ではトラウマになる可能性がある。

ゲームは3ターンを軸にしたアクションプロット型。
実行できるアクションは6種類、それらが2枚づつのアクションカード12枚となって各プレイヤーに渡される。
その中からあらかじめ、したいアクションを6枚選び1~3ターンに2まいづつ割り振る。
選ばれたカードは各ターンごとにひとまとめにしてシャッフルし、順に上から公開する。そうして公開されたアクションカードの持ち主がアクションを実行していく。つまり、プロットはするが、順番はランダムになるのだ。
おおまかに1ターンから3ターンには割り振れるのでしっかりプロットすればミスはないが、そのターン中に順番を要求すると逆順にカードが出てガッカリすることも。

陣取りなので基本は都市の奪い合いだ。戦力を送り込み、包囲したり、攻城戦をして都市を増やす。盤面上の都市の過半数を1人が占めるか、勝利点が終了したラウンドで終了。

各プレイヤーは1貴族で、支配下に4人の部下がいるので、戦力の分配も重要だ。戦力には正規軍、傭兵とあり維持費が必要。

さて、アクションカードだが、使われてもすぐには帰ってこない(1種例外)。使われた後、カードの下側の色で分配され、収益、議会、戦力への支払いのいずれかの場所に集められる。そうしてこれらのカードの山が12枚になった時に決算とともに戻ってくる。収益はお金が手元に、議会は議事の採決、支払いは自分の戦力に給料を支払う。

こうしてお金のやりくり、議会での根回し、議席による強行採決など、リアルな国営をしながら領土を広げるのだ。

重厚なシステムは初め複雑だが、慣れれば思ったほどではない。たまにはこういう重厚なゲームもいいものだ。

評価(5段階):☆☆☆

少々重過ぎるきらいがある。始めて遊ぶのなら、3ラウンドくらいにするか、使用勝利点を半分くらいにした方が疲労が少ないと思われる。初回にフルゲームはインスト込みで5時間は覚悟。
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