ボードゲームとコスト [雑感]

ボードゲームを遊ぶにはコストがかかる。
遊ぶためには、まずゲーム自体を買わなければならない。友人知人が買ったゲームを遊ぶだけなら購入コストはかからないが、代わりに自分から遊ぶゲームを選択することは難しい(買ってきた人に選択権があるし、誰も他人のために買ってあげる人はいないだろう(自分が遊びたくて買うのだから)。また、リクエストしたとしても、それが叶うかどうかは持主次第)。
ボードゲーム自体も決して安い物ではない。カードゲームクラスならそれほど高くはないが、それでもトランプあたりと比べれば明らかに割高で、いわゆるボードゲームなら国産品より明らかに高い(さらにいえば、俗に言う絶版品になってしまえば入手は困難を極め、必然的に更に高くなる)。
となれば、なるべく元を取りたくなるのは当然で、どれだけ繰り返しプレイが出来るかは、大きな問題だ。コレクターであれば、発売される端から購入することもあろうが、世間一般からすれば、そんな人はごく一部のもの。そもそもがかさの大きなボードゲーム、収納するにもそれなりに場所を取るので、いつかは限界が来る。
…さて、少し話がズレた。コストの話だった。
ゲームを遊ぶためのコスト、リソースには何があるのか?
①ゲームの購入費:お金
自発的にであれば必須。概要は先に書いたとおり。自分が率先してとなれば、ほぼ必ず必要になる。高いものもあれば安いものもありさまざま。
②ゲームの収納場所:場所、お金
保管場所と同義。購入した数が少ないうちは意識することもないが、増えてくると意外とばかにならないのがこの保管場所で、世間ではこのために家を建てたり倉庫を借りたりする人もいるくらいだ。まぁ、家や倉庫までいく例は少ないとはいえ、いずれにせよ大なり小なり収納コストはかかっている。
③遊ぶ場所:場所とお金
遊ぶ場所にもコストはかかる。サークルに参加すればより実感できると思うが、場所を使うということはその使用にお金がかかるということ。自宅会であれば見掛け上お金はかかっていないかもしれないが、細かく見ていけばその遊んだ分にはコストが発生している(自宅だってただでは建たない)。
④遊ぶ時間:時間
遊ぶ時間も当然コストになる。仕事ならその時間でどれだけお金をもらえるか?ってトコだけど、趣味の話なんで、この場合は純粋に使った時間。せっかく遊ぶんだから楽しく使いたい。
⑤スケジュール合わせ:時間
1人で遊べるゲーム(そうは多くはないが)ならともかく、多人数で遊ぶにはスケジュール合わせが必要になる。ゲーム会のためにわざわざスケジュールをずらしたりして合わせてくれているのかも、と思えば、相手に不快な思いはさせられない(人道的にね)。
⑥準備時間:時間
何も準備をしなくとも遊べるものなら、これはほとんどコストはかからないけれど、買ったばかりならそうはいくまい。部品を仕分けたり、カードやボードにテキストシールを貼ったりサマリーを準備したりと事前にしておくといいことは多い。そして、当然ながらそれらには準備時間がかかっており、それもコストとなる。ゲームの中には膨大なカードに訳を貼らないといけないことも多い。せっかく準備するからにはなるべくたくさん遊びたいもの。
⑦プレイ時間:時間
当然ながら遊ぶ時間もコスト。参加者がさまざまなことから時間を割いて遊ぶのだから、それはとても貴重な時間になる。

こうして見ていくと、いかにたくさんのコストやリソースを使っていることか。
どんな趣味でもそうだが、コストがかからないものなどない。かかったコストを高いと感じるかどうかはその事に対する思い入れが大きかろう。
僕の中では趣味に対して費用対効果を考えるのはナンセンスだて思っている。
そんなことを考えるのは仕事だけでいい。
逆にそれを考え始めているのなら、その趣味に対し、何らかの不満があるはずだ。趣味に対して不満をくすぶらせていてもいいことはない。不満を打破すべく行動を起こすか、その趣味に対する見直しをしたほうがいい。

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