スタイル [雑感]

ボードゲームの多くは点取りゲームといってもいいだろう。点取りゲームにおいては、プレイスタイルには大きな幅がある。
真っ向勝負で戦う人、常にトップと付かず離れずの位置を維持し、最後に追い抜きをかける、ひたすら下位に潜み終了直前に大捲りをかける、口三味線で周りを幻惑する等々。
こういったプレイスタイルの違いが出るのはボードゲームの面白さの一つでもある。
さて、こういったプレイスタイルにおいて、自分がこういう風にできて、なおかつ強ければいうことないなぁ、というのは、やはり真っ向勝負で勝つこと。スコアボードを常に先行し、他者に並ばれることなく圧勝すること。
これが出来る人は、本当に強いと思う。スコアボードを常に先行する、ということは、常に周りからターゲットにされるわけだから、それをはねのけてなお勝つには、やはりそれなりの技量がないと勝てないはずだから。
逆に、後追いで勝つのも腕がいる。こちらはこちらで点数で遅れている分、どこかでとり返さなければならない。トップに比べればマークは薄くなるとはいえ、トップと同じように点を取っていては、追いつき追い越すことなど出来ない。トップが持ちえない逆転の策がいる。
さて、こういったプレイヤーを相手にする時、どちらの方が相手にしやすいか?。僕の中ではやはり真っ向勝負してくる人だろう。王道を行ってる分、点数の見極めがしやすく、また対処方が見えやすい。また、周りも同調してくれやすい。逆に後追いのプレイヤーを相手にするには、表面上見えていない分を考慮しなければならず、どうしてもやりづらくなる。周りもそのプレイヤーに対する認識具合によって危機感が違うため尚更だ。いかに潜在的トップになりうるプレイヤーであるかを周囲に認識させられるかが鍵となる。

繰り返しになるけれど、ゲームの面白さは人の思考のぶつかり合いにあると思っている。プレイスタイルの違いはゲームを遊ぶ上でのスパイスになる。出会えるならば、それは出来るだけ多くのスタイルの人と遊んでみたい。
固定されたメンバーで遊んでいると、その人の個性がわかってきて、それを踏まえたプレイが出来るというメリットがある。が、逆にゲームがマンネリ化しやすいという欠点もある。相手の力量や性格、嗜好を踏まえたプレイが出来るなじみのメンバーとのプレイは深く潜るような思考の楽しみが。初見の人とのプレイは新しいゲームの可能性と出会えるかもしれない新鮮さが待っている。

人と遊ぶのが楽しいボードゲーム、せっかく手に入れた趣味、広く交友の輪を広げて遊びたい。
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