ファクトリーマネージャー [ボードゲーム(は行)]

『ファクトリーマネージャー』
作者:フリーデマン・フリーゼ
メーカー:2Fシュピーレ(日本語版:アークライトゲームズ)
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分
キーワード:個別ボード、設備ボード、お金、工場、設備、電気、労働者

工場監督者になって、いかに設備投資し、労働者を使い、電力消費を抑え利益を上げるかを競う。
フリーゼの『電力会社』からのスピンオフ作品でもある。
ラウンド数はわずか5ラウンド。
この短い手数でいかに上手く立ち回るか?

まず手番順を競る。競る事により恩恵とデメリットが出てくる。
手番が早ければ設備の購入は早く出来るが労働者が足らなくなる(競りは労働者の数で)。逆に手番が遅いと設備はたくさん買えるが性能の悪いものしか買えない(労働者の数は購入できる設備の数でもある)。

こうして手番が決まると手番順にどの設備を市場に流すか決めていく。市場に流せる設備の数は残っている労働者の数。性能のいいものはどんどん掘り進まなければ出てこないので人数は欲しい。
次に設備の購入。手番順に設備を労働者の数まで買える。

次は生産。設備を動かすのには、設備、労働者、電力、パレットが必要で、設備で生産できる量はパレットの数まで。こうして生産できたものの量に応じて収入が入るが、生産に使った電気量を支払わなければならない。旧式設備だけでは電気や労働者を使いすぎて支出も多い。ここはなんとか主エネ化、省人化も必要だ。

こうして5ラウンド進めて一番お金を集めた人が勝利。

評価(5段階):☆☆☆☆
電力会社は今もギークの上位にいる面白いゲームであるが、いかんせん長いゲームでもある。優秀なことには6人まで遊べるということもあるが、気軽に遊ぶには少し敷居が高い。
その点、このファクトリーマネージャーは雰囲気を持ちつつダウンサイジングが成功している。
5人までしか遊べなくなっているのは残念だけれど、これは通常さして大きな問題ではあるまい。
が、1つ苦言を上げるなら、セットアップが面倒くさいこと。設備タイルはプレイ人数で区別されており、さらに遊ぶ際には設備タイルをメインボードに全部並べる必要がある。常に5人で遊ぶのなら分別は必要ないが4人以下で遊ぶならこの選別が必要だ。これは面倒さに拍車がかかる。この点は電力会社の方が1歩上だ。
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