ヘルマゴール [ボードゲーム(は行)]

『ヘルマゴール』
作者:エマニュエル・オルネラ
メーカー:Mind the Move
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:120分
キーワード:ボード、お金、商館、商品、行商、仕入れ

ヘルマゴール地方での仕入れと行商のゲーム。
ゲームは2段階構成になっている。
各ラウンドの前半が仕入れ、後半が行商だ。
ラウンド数はたったの4つ、が、少ないと思うことなかれ、熱い思考の時間が待っている。

仕入れは格子状の焦点でバイヤーを置いていき商店からの買い付けをする。バイヤー配置するにはお金が必要で、交差点では周囲に影響力があるのでちょい高め。通路では向かい合った商店にのみ影響が、商店への直置きは資金は安いもののその店にしか影響を持たない。
全員が4つのバイヤーを配置したら誰が商品を仕入れられたか影響力チェック。影響力が一番高い人がその商品を今回のラウンドで行商に使える。
なおバイヤーの置き方によってお金が手に入る。
商品には行商の際の市場の価格を上昇させるものがあるので、取った人は上げるかどうか決める。

行商では、中央の都市から行商に出かける。各ラウンドの行商回数はラウンドの始めに決まっている。また、各村では必要としているものが違うので仕入れが重要。さて、村に移動するには、これまたお金が必要で、うまく廻っていくことも必要。村で商品を売ると商館が建てられる。先に商館を建てていると、後からその村で行商をしにきた人がいれば銀行からお金が。
行商の際、商館の配置によって地区が囲まれることがある。その場合対応する相場のところに自分のディスクを置く。これはゲーム終了時のボーナスになることが。

こうして、4ラウンド終わったらゲーム終了で、一番お金を持っている人が勝ち。
手元のお金、ディスクによるボーナスを計算。

評価(5段階):☆☆☆☆
行商ゲームとして屈指。
仕入れと行商の2段構えが上手く絡み合っており、勝つには色々考えさせられる。
この仕入れの部分をクローズアップしたオルネラの新作にカロン株式会社というものがあるが、あちらはうまく本作の長時間になる部分を簡略化してある(それでもスパイスが効いているので簡単ではないが)。
商いを主題としたゲームでは僕のベスト3には入る良ゲー。
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