エルム街の悪夢

エルム街の悪夢
有名ホラー映画のリメイク。
トランスフォーマーのマイケル・ベイ、プロデュース。
実を言うと今作の元を僕は1つも見ていない。ホラー映画は結構好きで色々見ているのだが、これだけは何故か見る機会がなかった。
とはいえ、世界的にも有名なホラー映画。続編もいくつも公開されているのは知っているし、メインキャラクターが鈎爪、縞々セーターの顔が焼け爛れた男、フレディー、ということくらいは知っていたので、今回どんな風にリメイクされたのか原作を知らない人間の目で見てみた。

睡眠。人はほぼ通常において1日に1度睡眠をとる。生活において欠かせない生理現象で、この睡眠中に夢の中で襲われる、というアイディアは秀逸だ。人間にとって無くてはならないことだし、それを阻害されたら、人間はどうなるだろう。人が眠らずに活動できる時間などたかが知れているし、無理をすればそれは本当に死を意味する。この眠れば殺される、かといって眠らなくても体を壊してしまう、というジレンマがこの物語の中核にある。

対するフレディー。正直、なにも共感できないキャラクターとなっていて、嫌悪感しか沸かない。こんなキャラクターでは後味が悪いものにしかならないのは、やはりその通りとなってエンドロールを迎える。
ホラー映画に後味を求めてどうする、という話もあるが、映画も娯楽である以上、ある程度すっきりして終わりたいと思うのはわがままだろうか?

評価(5段階):☆☆☆
夢と現の境界をうまく入替ながら話が進み、見ている側もこれが現実なのか夢なのかをこんがらがってくるのはいい演出だ。が、フレディーのキャラクターがほんとにダーク側で救いがない。これでは続編は仮に発表されてもあまり見たいとは思わないだろう。
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