バザリ [ボードゲーム(は行)]

バザリ
作者:ラインハルト・シュタウペ
メーカー:アウト オブ ザ ボックス
プレイ人数:3~4人
プレイ時間:60分
キーワード:宝石、ダイス、バッティング、レース、交渉

ラインハルト・シュタウペのバッティングゲームの名作。後にアレアから『宝石商』としてリメイクされる。
プレイ人数は3~4人だが、楽しむならほぼ必ずバッティングが発生する4人がお薦め。人によっては交渉でダレルから3人で、という人がいるかもしれないが、バッティングの妙を楽しむゲームにおいて、それが発生しにくい3人プレイは何のために遊ぶの?という疑問符が付く。

ルールはシンプル。
プレイヤーには3枚のアクションカード、ダイス、駒(2個)が配布される。周回ボードを広げ、各自スタート位置を決めたらゲームスタート。
まず、ラウンドの始めにダイスを一斉に振る。出た目を進め、その後、3枚のアクションカードから1枚を秘密裏に選択。同時公開し、選んだアクションが1人だけだった場合はそのまま実行。3人以上なら問答無用でアクションはなし。では2人なら・・・?そう、ここで交渉が入る。交渉のブツは手持ちの4色の宝石。ゲームは3回決算があるが、各決算時には各色宝石の所持数トップには得点が入る。なので、これを元手にうまく交渉するのだ。さて、まだできる3つのアクションについて書いてなかった。まず得点。周回ボードにはマスごとに数字が書いてある。その数字は得点のアクションを実行出来た人がもらえる得点で、大きいほどおいしいので狙おうと思うが、周りの人もそれは一緒、少し低い数字の時に得点にするか、それとも正攻法で行くか?悩ましいところ。2つ目は宝石。数字と一緒に各マスには宝石も描かれている。それは、そのマスで宝石のアクションを実行できた人がもらえる宝石を表している。なのでたくさんあるところならぜひとも欲しい、がこれも考えることは皆同じ・・・これまた悩ましい。最後は再移動と得点だ。サイコロの出目だけ再移動しつつ、6-先ほどの出目分だけ得点する。出目が1なら、1歩進んで5点もらえる計算だ。より早く1週した人には10点のボーナスがあるので、少しでも進んでおくことは有用だ。うまく活用したい。
そんなこんなで誰かが1週して、それが3回発生したらゲーム終了。最終的に得点を1番取っていた人が勝ちである。

評価(5段階):☆☆☆☆
『バザリ』はバッティングすることでゲームが進む。確かに、バッティングしない方がスムーズに進み自分の思惑通りに進んでいる感じがするが、ゲームの花は交渉だ。言葉巧みに交渉を進め、うまく自分の思惑通りに進められれば、その方がより楽しい。回り道に見えるかもしれない。しかし、それがこのゲームの花ならば、避けて通るのはもったいない。
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