エンデバー [ボードゲーム(あ行)]

エンデバー
作者:カール・ヴィッセル&ジャラット・グレイ
メーカー:Z-MAN(日本語版:ホビージャパン)
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:90分
キーワード:歴史、国家、植民地、陣取り、チップ、個別ボード、能力拡大
19世紀西欧の列強の国家となり植民地を増やしつつ、国を拡大、強化していく。
計7ラウンドで多くのポイントを取った人が勝者。
ゲームは明確。毎ラウンド建物を1つ建築、その後人口が増え、働いていた人が手元に戻り、能力ポイントのチェックが入り、次ラウンドへ。
各プレイヤーには自国の状態を表す個別ボードが配布されている。そのボード上には4種類のパラメータがあり、産業、文化、財力、政治を表している。
産業は建てられる建物のレベルを表し、1~5レベルまである。当然レベルが高いものほど、能力は高い。また、枚数も少なくなっている。建物は後のアクションでの基盤であり、建物がなければアクションはほとんど出来なくなる(初期では侵略アクションの建物のみ、あと取ったチップでのアクションがあるが後述)
文化は人口増加度を表し、毎ラウンドいくつの人駒が補充されるかを表す。数が増えればアクションの数ないし幅が広がる。
財力は、建物で働かせている人駒をいくつ手元に戻せるかを表す。戻せる駒の数が多いほど建物が無駄にならなくなる(お金が払えない駒は置いたままとなり、そのラウンドその建物でのアクションは出来ない)
政治は保持できるカード枚数の上限を表しており持てるほどに有利。
手番の流れは簡単。親番から順に実行したいアクションの建物に人駒を配置、対応するアクションを実施する、もしくはアクションチップ(使い捨て)を使いアクションを実行する。以下時計回りに繰り返し、全員がパス(1度パスしたらその後は手番は飛ばされる)したら1ラウンド終了。カードの枚数制限のチェックをして次のラウンドへ。
アクションには、侵略(領地を増やす)、航海(植民地探索)、戦争(他人の領土への攻撃)、カードを引く(カードを引く地域への影響度によるが、自国の大幅強化が可能)、建物に置いてある人駒に給料を払う(建物の再利用)があり、さくさく進む。全体ボードには多数の領土、未開発地域があり、領土や、領土と領土の間、各地域にはチップが配置してあり、各チップはアクションに応じて手に入る。チップにはパラメータを上げる効果があるので、即時適用。
7ラウンドを終え、個別ボードの得点、未使用人駒(3個で1点)、総督カード置き場が空いていれば3点、領地の得点、航路の得点を全て合計し、一番得点が多い人が勝ちである。
いくつかまだルールがあるが、大まかには以上。自分のボードを成長させたり、全体ボードに駒を置いていくのが楽しい。航路の駆け引き、総督カードを巡る駆け引きが熱いが、ルール分量はそれほど多くなく、終わった後、ついもう一回と言える良作。このたび日本語版(といってもほとんど日本語依存度のないげーむではあるが)が発売されたことだし、お薦めです。
評価(5段階):☆☆☆☆☆

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0