ハーン [ボードゲーム(は行)]

『ハーン』
作者:Christwart Conrad
メーカー:ホワイトゴブリン
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:モンゴル、ユルト、カード、タイル、統率者、得点、方位

モンゴル地方を舞台にした陣取りゲーム。
ゲーム中の流れはシンプルながら、得点を集めるには色々な思考が要求される。

手番が来ると、まず山札からカードをめくり、描かれている色の統率者駒を描かれている方位に1~3マス移動させる。駒がいた場所には中立のユルト(黒)を配置。

その後プレイヤーは以下のアクションから2ポイント分のアクションを実行。
①侵略その1:カードをプレイし、対応するエリアに自分の色のユルトを配置。
②統率者の移動:統率者駒を1個選び、その後山札をめくってそこに描かれている方位に駒を1~3動かし、中立のユルトを元いた場所に置く
③征服:征服タイルを置く。タイルにはいろいろな形(ブロックスのブロックのような色々なパターン)があるが、配置するタイルに対応するマスが全てユルトで埋まっている必要がある(自他、中立問わず)。ただし、そのタイルで覆う部分の中で自分のユルトが最大(中立のユルトは考慮しない。また他のプレイヤーのユルトと同数1位でも可)であることが条件。単独1位であれば自分の色のユルトをタイルの上に置き、同点1位であれば、そのプレイヤーの色のユルト全てをタイルの上に置く。タイルには数字が描かれており、それがゲーム終了時の得点となる。
以上①~③は1ポイントアクション
④侵略その2:任意の場所に自分の色のユルトを置く。その後手札から任意の枚数捨て札にする。ただし、このアクションのみ2ポイント扱い。

次に、前のターンにスペシャルアクションカードを選択し自分のユルトがカードに置かれていれば、それを取り除きカードを捨て札にする。

次に、スペシャルアクションカードのプレイ機会。
1ラウンド1枚まで。出来るアクションは、
A:追加手番。1ポイント分アクションが増える。使用後、即時捨て札。
B:タイルの確保。カードに自分のユルトを置き、確保したいタイルに自分のユルトを置き次の自分の手番まで他のプレイヤーがそれを選択できなくする。
C:自分の色のユルトを使った征服不可。次の自分の手番まで、そのプレイヤーの色のユルトを覆うような征服はできなくなる。
D:中立のユルトを使った征服不可。次の自分の手番まで、他のプレイヤーは中立のユルトを使った征服を禁止する

最後に手札を4枚になるように補充し次のプレイヤーに。

ゲーム終了は、8個ある統率者が持っている中立のユルトのうち5人分が無くなったらフラグが立ち、その後全てのプレイヤーが征服できなくなったらゲーム終了。

自分の征服(共同征服も含む(得点は半分切り上げ))したタイルの得点を合計し、追加で各プレイヤーの近接するタイルの面積を比較し上位3人にボーナス得点が入り、一番得点が多い人が勝ち。

評価(5段階):☆☆☆☆
陣取りというだけで自分の中では1ポイント評価が高い。
ゲーム自体はシンプルながら、いかにうまく中立のユルト、他人のユルトを活用するかがゲームのキモ。
征服するにはどうしても段階を踏まねばならず、自分のユルトをつぶされないように、かつ他人のユルトは利用するように立ち回ることを要求されるので、思惑が色々絡み合って面白い。
初プレイ時、ルールを若干間違えており、本来のルールではなかったけれど、取って取られてを面白いと思う人にはオススメしたい。ただ、遊ぶ人は選ぶかな?まず自分の思うようには行かないのと、他人の征服で自分のユルトを覆われても辛抱強く戦える人向き(笑)。
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