フンタ:大統領万歳! [ボードゲーム(は行)]

『フンタ:大統領万歳!』
作者:セバスチアン・レスル&クリストファー・ライザー
メーカー:ペガサスシュピーレ
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分
キーワード:カード、ダイス、お金、民兵、裏切り、謀略

『フンタ』と聞いてわくわくする人は、おそらくかなりの古参ゲーマーではないかと思う。
もう20年ほど前のゲームだから。
実のところ、世代であるが、名前は知っていても遊んだことはない。

さて、『フンタ:大統領万歳!』である。フンタは一人が国家元首、残りのプレイヤーは元首から資金をもらいながら虎視眈々と元首の首を狙う役職(軍事だったり経済だったり)について裏切りと謀略に明け暮れるゲームであった。本作では、そのフンタのエッセンスをぎゅ~っと絞込み最低限必要なものにシェイプアップしたもの、といったかんじであろうか?

ゲームの手順も単純化され、
①カードの分配
資金だったりイベントだったりを表すカードを大統領役がプレイヤー人数+2枚引き、反対勢力に1枚づつ分配する(現段階では中身を確認することしか出来ない)。反対勢力は1枚づつ引く。
②抗争決定
民兵ダイス(初期は1個)の目を任意の目を上にして衝立の裏に置く
全員が決定したら公開
③抗争
指定したダイス目の人に対し戦争を仕掛ける。
大統領が相手にある場合は、まずこれを解決。その際、大統領に戦争を仕掛けた人は大統領からの分配カードは廃棄。
戦争は置いたダイスによるダイスロールの出目値の合計と、修正値により決まる。
仕掛けた側が勝てば敗者からカードを1枚奪う。負けても戦争を仕掛けたことによる分配カードをもらえないだけ。
反対勢力同士の場合も同様。この場合、戦争前にカードは手札に。
④購入
資金カードを支払うことで、カード、民兵ダイス、建物を購入できる。

誰かが5点分得点(建物)を取ったらそのラウンドで終了。一番たくさん点数を持っている人が勝者である。

評価(5段階):☆☆☆☆
裏切り、裏切られが面白い。こういったゲームは殺伐としやすいのだけれど、基本、仕掛けていかなければ勝機は来ない。なので、あらかじめその旨伝えて、後腐れなくなりきって遊ぶと、とても面白く感じた。
元のゲームは、かなりの長時間ゲームだったらしいけれど、エッセンスを上手く抽出し、フンタらしさを出しているのではないかと思う。
これで満足できないのなら、最新版の日本語版が出るということなので、そちらに手を出してみるのもいいだろう。
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