キクラデス [ボードゲーム(か行)]

『キクラデス』
作者:B.カタラ、L.モーブロン
メーカー:マタゴー出版
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:60分
キーワード:陣取り、カード、競り、神、軍隊、海軍、モンスター、ダイス、お金

キクラデス諸島を舞台にした陣取り。
神に捧げ物をし、その結果能力を使って軍備の増強、政治的、民衆の力を蓄え、最終的にはメトロポリスを2つ作りそのターン終了時まで保持することが目的。

捧げ物ができる神様は5人(プレイヤー人数によって1ラウンドに出てくる人数は変化)。
・捧げ物の数をまけてくれるようになる
・メトロポリス建造の礎である哲学者が増える
・陸軍が増える(陸軍の移動、戦闘)
・海軍が増える(海軍の移動)
・街の収入が増える

ゲームの流れは、
①モンスターの登場
各ラウンド3体のモンスターが登場。
それらは特殊能力をもっており、使役することにより場を優位にしてくれる。が、ただではなく、お金が必要で、早い者勝ち。
②アクション順決定
各ラウンドのアクションは神様の出現順で決まる。
③アクション選択ビット
手番順に従いアクションを選択し競りにかける。
同じところを選ばれると先にいた人は押し出され、必ず別のアクションを選らばならない(行った先でさらにかぶされた場合は戻ってこれるがビットはさらに高いものに)。
④アクション
選択されたアクションを上から順に履行。
出来るアクションは、
・選択アクション
・お金以外のアクションを選んでいる場合は、モンスターの使役
・お金以外のアクションを選んでいる場合は、対応する都市建築
⑤収入

勝利するためにはメトロポリスが2つ必要で建設する方法は2種類。
・4種のアクションを選んだときに出来る都市を4色建設する。
・哲学者を4枚集める
・他の人から奪う(戦争で勝つ)

それぞれ考え方があるので難しいところだけれど、ここがゲームのキモである。
メトロポリス2つということは最低でも自分の島は2つ必要。
戦争で早々に負けてしまうとほぼ脱落確定だ。
そうならないためには軍備増強が必須。が、モンスターの中にはこういったものをやすやすと粉砕してくれるものも多くうまく流れに乗るしかない。

戦争に明け暮れれば盤面は遅々として進まないだろう。が、コツコツ建てているだけじゃ奪われるんだよなぁ。

評価(5段階):☆☆☆
陣取り系は好きな方だが、これに関しては好き嫌いが出るかも知れない。
まず、序盤の敗戦が致命的なこと。初期には島を2つ持っているが、負けてしまうと収入が減る可能性があることと、勝利条件を満たすためには最低でもどこか島を取らなければいけない、というのが非常に大きい。
戦争もダイスによるものなのでランダム性が高い。
コツコツ積み重ねたものを戦争で奪われると脱力感が大きい。この点を受容できるかどうかが分水嶺になるかと思う。そういった点がOKなら、モンスターによる大技などのダイナミックな展開が面白く感じるに違いない。


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