果てしなき世界 [ボードゲーム(は行)]

『果てしなき世界』
作者:ミヒャエル・リーネック
メーカー:コスモス
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:120分
キーワード:建築、資材、麦、絹、織物、お金、医学、忠誠、信仰、ペスト、カード、正方形カード

同じ作者の『大聖堂』の続編。大聖堂のその後が舞台。
今回プレイヤーはイベントをこなしつつ、街の施設を建設したり、ペストの治療をしたりして得点を集める。
1時代は6つのイベントからなり、全部で4つの時代をプレイする。計24イベント。
1つの時代の終わりは国へのお金、信仰心、食料事情を試され、満たしていないとペナルティーが。
第Ⅱ時代と第Ⅲ時代の間では塔の建設が始まり、さらに第Ⅲ時代から、街はペストが流行する。
治療するには医療書が必要となる。

このゲームでは各イベントと手に入る資材を面白い方法で決定している。
各イベントは正方形のカードに記述され、カードの角には手に入る資材が、そして手番プレイヤーは、このカードの配置の仕方に悩むことになる。各プレイヤーはボードの4辺に座るわけだが、手番プレイヤーはこのカードの4角を各プレイヤーに向くようにボードの指定されたところに置くのだ。そうすることによって、各プレイヤーに記述された資材が入るわけだが、もう一つ悩ましいのが、このカードには赤い矢印が記載されており、その矢印の先にある数値分だけ恩恵チャートを移動し、そこの恩恵をもらえるわけだが、0では移動しないため何ももらえないのだ。ある資材が欲しい、でも恩恵チャートはその配置ではおいしくない、こういったことが頻発するのである。

このあと、各プレイヤーは12枚ある手札から1枚をオープン、1枚を伏せて出し、オープンにしたものの効果を実行する。なので、半数のカードはこの時代プレイできない。イベントの出方によっては、伏せてしまったカードの効果を使いたいこともあろう。こうしてプレイは進んでいく。

各時代が終わった後は、お金、信仰心、食料チェックが。各2づつ支払い、次の時代へ。

評価(5段階):☆☆☆☆
大聖堂同様良く出来ている。が、大聖堂とはプレイ感覚は随分違う。終始時代ごとの支払いを完遂するのが第一で、なかなか余力が出来ない。まるでアグリコラのように。
が、こういったジリジリした中にも、時代が進み盤面上の充実に伴って少しづつ余力ができ得点に関するイベント、アクションがこなせるようになると、俄然面白くなる。
いわゆるマゾいゲームが好きならばオススメである。
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