乗車券(チケット トウ ライド) [ボードゲーム(た行)]

乗車券(チケット トウ ライド)
作者:アラン・ムーン
メーカー:デイズ オブ ワンダー(日本語版:バンダイ)
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分
キーワード:列車、都市間チケット、連結、最長、得点

アラン・ムーンは乗り物を使ったゲームが得意である。
ゲーム大賞初受賞作のエルフェンランドはファンタジーの世界での乗り物乗り継ぎ行脚ゲームだった。
本作で2度目の大賞受賞となったが、またしても乗り物ゲーム。乗り物ゲームのマイスターなのか?と思わずにはいられない。

さて、近作の舞台はアメリカである。大陸を縦横に線路を走らせるのが目的だ。
やることは簡単。
手番に表向きの列車カード、もしくは裏向きの列車カードの山札から合わせて2枚のカードを補充するか(例外があり機関車カードを表向きの中から補充した場合は1枚のみ)、
同じ色の列車カード(機関車を含んでも可(機関車はオールマイティー扱い))を任意の枚数公開し、ゲームボードの同じ色のマスに自分の列車駒をオープンした枚数だけ置く(ただし駒を置き始めた都市間のマスを全て埋めること)か、
チケットカードを3枚引き、内、1枚以上手札に加えるか、
である。できることはこれだけなのに、毎手番が悩ましい。
スタート時にチケットカードが配られているわけだが(3枚配られ、最低1枚以上を保持する)、このチケットに書かれている都市間を自分の列車駒で繋げられれば、カードに書かれている点数が入る。逆にゲーム終了時にその都市間が繋がらない場合、その点数分だけ失点になる。
チケットの達成をしたいが、列車駒を置くためにはその都市間に対応した色の列車カードが必要で、それは大概複数枚必要。また都市間は線路が複線のところもあれば、単線のところもあり、重要どころで後手に廻れば、大きく迂回を余儀なくされる。あれもこれもやりたいが、手番に出来ることは上記のごとく3択なので、毎手番悩むのだ。
ゲーム終了は唐突にやってくる。誰かが自分の列車駒の残りが2個なったら、各プレイヤーがもう一手番行動して終了で、合計得点が高い人が勝者だ。
自分の列車駒は多いようで、意外とあっという間になくなる。なので、計画的に行動しないと、長距離のチケットは達成できなくなるかもしれない。他のプレイヤーの集めているカードの色、プレイされたカードの色などの情報をしっかり整理できれば、他人に先んじて線路を引くことも出来るようになれるのではなかろうか。

評価(5段階):☆☆☆☆☆

乗車券は幅広いプレイヤー層で遊ぶに足りる、良いゲームだ。
乗車券の発売後、続編がいくつか発売されているし、ボードゲームサイト、ボードゲームギークではオリジナルマップがいくつも公開されている。アメリカマップに飽きたら、こういった続編、オリジナルマップで遊んでみてはどうだろうか。

姉妹作(全て単体でプレイ可)
乗車券 ヨーロッパ(ヨーロッパ地方)
乗車券 メルクリン(ドイツマップ)
乗車券 北欧(3人まで)
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