倉庫の街 [ボードゲーム(さ行)]

倉庫の街
作者:ステファン・フェルド
メーカー:エッガートシュピーレ
プレイ人数:2~5
プレイ時間:45分
キーワード:競り、駒配置、順番、商品、換金、得点、契約、カツカツ
ハンブルグの倉庫のオーナーとなって商いをします。
期間は1年、たびたび発生する火災からの被害を防ぎ、より多くのポイントを得た人が勝利します。
ルールはシンプル。人数+1枚の公開されたカードに自分の所持するバイヤー駒を手番順に1個ずつ配置し、全員が全て置ききったら、カードの購入者を順に決めていきます。キモはこの購入部分。買う、買わないを決めるのは置いた順なのだけれど、カードの価格は、そのカードに並んだ駒の数。カードは欲しい、けれど早ければ後から駒を置かれて値段を釣り上げられるかもしれない、というシンプルで頭を悩ますこの構造は、まるでライナー・クニツィア(競りゲームで有名、シンプルながら切れのあるゲームをたくさん発表しています。ドイツでは3Kの一人としてとかく有名)のゲームを見ているかのようです。うまく立ち回れば最低価格『1』で落札できるかも。なんといっても、資金は毎ラウンド終了時に1ずつしか補充されません(商人カードを使ったりすればこの限りではありませんが)。また、この作者得意の災害イベントである火事に対してもおろそかには出来ません。始めは備えが悪くて-1点でも、4回あるこの火事イベントの4回目には-4点になります。全て失点したら-10点。これは大きいです。かくして、いかに失点を減らすかなのですが、火災の失点から身を守るには優秀な消防士が必要です。しかしこれも競りで勝ち取らなければなりません・・・。
さて、肝心の得点の集め方。こちらもシンプルです。いかに船カードの積荷から契約カードを完了するか。大きな契約は当然大きな見返りが、小さな契約はそれなりに、が、船カードの積荷はランダムで船ごとに3個ずつ。船カードも、契約カードも当然競りで競り落とさなければならず、常に厳しい台所事情。そして他人の駒の配置状況、残額を見つつ、いかにうまくカードを競り落としていくかで非常にジリジリしたゲーム展開が味わえます。
評価(5段階):☆☆☆☆
初めは相場がわからないと思いますが、お金は使ってしまうと確実に足元を見られます(笑)
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