カタンの開拓者たち(GP版)について [雑感]

日本語版カタンの開拓者たち(GP版)が発売された。
過去に日本語版は
トライソフト版
カプコン版
はなやま版
とあり、
今回のGP版になるわけだけれど、
本家ドイツ版カタンに一番近い質を持っていたのはやはりトライソフト版であろう。
ボックスの厚みこそ薄くなっていた(逆に日本の住宅事情を考えればこの方がいい)けれど、紙質、駒の出来、どれをとっても本家と違わぬ出来だった(おそらくドイツで生産されていたのだろう)。
カプコン版、はなやま版は、正直なところ、オリジナル色を出しすぎて撃沈したのではないかと思ってしまうほどコンポーネントが変更され、まるで別物。拡張性は全くといっていいほどなく、基本セットのみしか発売されなかった。
さて、そこで今回のGP版。
まず、いただけないのがボックス。ドイツボードゲームに慣れ親しんだ身としては横から開く箱にはがっかりした。バンダイのチケット・トゥ・ライドの時もそうだったけれど、何故に日本のメーカーはこうも横開きにしたいのか?。
次にガッカリしたのは紙質。タイルといいカードといい、材質が粗悪。
タイルなどは縁から傷んできそうな厚紙で、カードにいたってはペラペラ。手に持って扱うにはあまりにも軟い。
資源カードとイベントカードの見分けは付くようになった(キャリーケース版は全く同じ色合いで区別が付かない)が、お世辞にも繰り返し遊ぶには向いていない紙質だ。
駒は本家同様のプラスチック駒でこれについては遜色ないと思われるが、個人的にはこのプラスチック駒、村と都市の区別が付けにくい。旧版のような木製駒がよかったなぁ(本家でもプラスチックになってしまったので無理だろうけれど)。木製駒のカタンが欲しかったらメイフェア版(アメリカのメーカー)を買えってことですかねぇ。

と文句ばかり並べてみましたが、値段を考えればこのぐらいになってしまうのは致し方ないことなのかもしれません。なんせ、定価で買っても4000円以下で買えるなんて、ドイツゲームではそうはないですからね。初めてカタンに触れる人には過去の話しなど知らなくてもいいことだし。

これを機に、ボードゲームを手に取る人が増えればいいことだし、今後もGP社には頑張っていただきたいものです。ここに書いたのはあくまで意見として参考にしてもらえれば(まぁ、こんな場末の記事など見てないでしょうが)。

評価(5段階)
ボックス:☆☆
タイル材質:☆☆
カード材質:☆
駒:☆☆☆
ダイス材質:☆☆
プレイビリティー:☆☆☆☆

追記:ダイスが2セットあるのは何故だろう?このダイス1セット分のコストをカードに割り振ってくれれば・・・
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