ブルゴーニュ [ボードゲーム(は行)]

『ブルゴーニュ』
作者:ステファン・フェルド
メーカー:alea
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分×プレイ人数
キーワード:ボード、個別ボード、ダイス、タイル、得点、銀、労働者

ダイスを使ったアクション選択式ゲーム。
今年はこのタイプが多く、かつ良作に恵まれてる。

さて、基本はタイル配置ゲーム。
毎ラウンド全員が同時に2個(スタートプレイヤーは3個振るが追加の1個は商品タイルの行き先を決めるだけで振ることに大きなメリットはない)同時に振り、スタートプレイヤーから2つのアクション(銀を使った追加アクション有)を実行していくだけ。
メインとなるボードには2種類あり、メインボードとプレイヤーが個別に持つボードがある。
メインボードにはプレイヤーが獲得できる建物タイルと商品タイル、ボーナスタイルが置かれ、個別ボードはそれらをプレイヤーが獲得、ストック、配置するもの。

ゲームは5フェイズ、各5ラウンド。つまり計25ラウンド行われる。
各ラウンドに実行できるアクションはプレイヤーの振ったダイス目に大きく影響される。
なぜなら、メインボードでは獲得できるタイル類は6つのダイス目に対応するよう大きく6分割されており、個別ボードはその獲得したタイル類を配置する際に出目によって置ける場所が決まってくるからだ。

スタートプレイヤーの振る追加ダイスで、このラウンドの商品が配置される。商品タイルはゲーム初期に3枚もらえるが、その後はラウンドに1枚しか補充されない。また個別ボードには、6種類あっても3種類までしかストックできない。

プレイヤーが出来るアクションには
①建物タイルの獲得
メインボードからダイスに対応する目のところからタイルを1枚個別ボードのストック(3枚まで)に置く。
②建物タイルの配置
ストックにある建物タイルを個別ボードの対応する目のマスに配置する(この際追加効果が発動すること有)。
③商品タイルの売却
商品タイルストックの目に対応するものを1種類全部(同じ種類なら複数枚ストックできる)を売却し得点と銀1枚にする。
④労働者タイルの獲得
労働者タイルを2枚獲得する
労働者タイルはダイス目を±1出来るもので、このゲームにおいては、1を6に、また逆に6を1に出来る(要はこのダイスは鉛筆の周囲に1~6の数字が配置されているようなものと考えれば良い)。

建物には6色あり、それぞれ城、船、牧場、特典、鉱山、施設。
また、個別ボードも同様に6色でいくつかのエリアに区画されている。建物は同じ色のマスにしか配置できず、かつ既に配置してあるタイルに隣接してしか配置できない。また1つのエリアには同じ施設は2つ以上建てることは出来ない(例外有:特典タイルによる)。
城:建てるとダイス目を任意のものとして追加アクション
船:商品タイルを任意の場所1箇所から全部ストックへ。また手番順を早くしてくれる
牧場:動物の数分得点が入る。もし同じ動物が既に同じエリアに配置してあれば合計分の得点が入る。
特典:ゲーム終了時のボーナス得点になるもの、ゲーム中の展開を優位にするもの様々ある。
鉱山:各フェイズの始めに建てている鉱山の数分銀が手に入る。
施設:建てることで様々な付随効果がある(タイルの獲得、配置、銀、労働者タイルの獲得等)

また各エリアは全てのマスにタイルを配置するとボーナス得点が(フェイズによりさらに得点)、さらに1色全てタイルを配置すると早いもの順にボーナスタイルがもらえる。

銀は特殊で、銀を2個使うことでメインボード中央のタイルを獲得できる。これは手番の2アクションに含めず、手番のいつ実行しても構わない。

こうして5フェイズ終了後一番得点が高い人が勝利。

評価(5段階):☆☆☆☆
ダイスを扱うと運ゲーになりがちなものを労働者タイルや手番順の作り方でなんとか出来るように工夫されている。今年のこういったゲームに『トロワ』があるが、こちらの方が遊びやすい。
フェルドはaleaの前作『マカオ』でもダイスを使った新しいゲームの形を見せてくれた。
aleaというととかく大人向けゲーム、ゲーマーズゲームというイメージが長く遊んでいる人にはあるかと思うが、ここ最近の流れを見るに、大人向けといいつつ、程よいランダム性と重厚な部分のミックスを狙っているようだ。
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