グレンモア [ボードゲーム(か行)]

グレンモア
作者:マティアス・クラマー
メーカー:アレア
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:90分

17世紀スコットランドを舞台にした影響力獲得を題材。
プレイヤーは村から始まる1つの街を作り上げていく。
手番に出来ることは、タイルを獲得し街を広げ、タイルの効果を発動し、影響力の元である特殊タイル、ウイスキー、キャプテンを増やしていく。
細かく見ていくと、
1)タイルを取る
このゲームではタイルはメインボードに配置される。置かれる場所は全14マスがリングになっており、そこに順に置かれるのだが、まず、プレイヤー駒がプレイ順に従って置かれる。その後タイルがぐるっと一周置かれ、プレイヤー駒の最後尾のすぐ裏のマスだけ空きマスになるよう配置される。
プレイヤーの手番は、このプレイヤー駒の列の最後尾の人がそのターンのプレイヤーで、タイルを取る時は欲しいタイルの上まで駒を進め、そのタイルを取る。取ったタイルに購入コストがあればそれを支払う。
2)タイルの配置
自分の所有タイルに隣接(辺で)するように配置する。タイルには配置した時に物がもらえる場合があるので、あれば獲得する。なおタイルの配置にはいくつかの制限がある。
・配置する場所は一族駒の周囲の場所
・川と川はつなげる、また道と道も同様(川や道は2本にはしない)
3)周辺タイルの効果の発動
その後、配置したタイルと、その周りのタイルの効果を発動(産物が出たり、得点を獲得したり、一族駒の移動だったり)する。
4)タイルの補充
タイルを補充したら次のプレイヤーへ。
よって、タイル獲得状況によっては連続手番が発生することがあるのが特徴だ。

影響力を上げるには、
1)特殊タイルを集める
特殊タイルはタイルにマークが描いてあるので人目で判別できる。特殊タイルだけ合って大概強力な効果がある(全13枚)
2)ウイスキーを集める
タイルにはウイスキーを造る効果のあるタイルがあるので、その効果を使う。作るには麦が必要
3)キャプテン、BONNETを集める
一族駒を自分の街から外すことによってキャプテンにできる。が、キャプテンのいる周りにしかタイルは配置できないので良く考える必要がある。BONNETは特殊タイルに描いてある帽子のマーク

が、集めれば集めた分だけ点になるかというわけではなく、各項目で最下位の人と自分の持分を比べ、その差分を表に照らし合わせて影響力を獲得する、というもの。なので、これが結構難しい。
あと、タイルは持ちすぎると今度は最少枚数の人と比べてその差分×3点マイナスなので取り過ぎも厳しい。

なんとも難しいゲームです。決算は3回+1回なので、うまく立ち回る必要がありそうです。なるべく集めるものは集中した方が効率的な気がします。満遍なく、また、無駄にタイルを取り過ぎるのは後々減点が大きいです。

なお、産物はお金でも何とかなるけれど、市場効果であまり買いすぎると、後から売る人がおいしくなるので計画的に。

ボードゲームとしては小ぶりな部類ですが、ゲームは非常に悩ましくなっています。タイルを取ること以外にほぼ他人との関わりはないけれど、そこの駆け引きが面白い。

評価(5段階):☆☆☆☆

カルカソンヌ、アルハンブラが好きな人には1つステップアップするには丁度いいかも。
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