エアラインズ ヨーロッパ [ボードゲーム(あ行)]

エアラインズシリーズ最新作。
作者であるアラン・ムーンは乗り物を題材にしたゲームを多く世に出している。本作品はその中の最新作。
元となったゲームにユニオンパシフィック、エアラインズがあるが、時系列的に見ればエアラインズを父とするならユニオンパシフィックは子で、本エアラインズヨーロッパは孫にあたる。
題材的にはエアラインズ、エアラインズヨーロッパは航空路線、ユニオンパシフィックは鉄道網とかなりがらっと変わっているが、そういった意味ではエアラインズヨーロッパは先祖帰りしたともいえる。
ゲーム師システムとしては、前作であるユニオンパシフィックでは線路カードを使うことで鉄道網を施設出来たが、本作品ではお金で解決している。

ユニオンパシフィックのようにカードで路線を引かなかったことは正解であろう。カードの場合どうしても引き運があり本人の思うようにはいかない。お金で支払うのであれば、元手さえ準備できればいかようにも路線を引くことができるので、本人の思惑の通りにできる。

その成果もあってか、ゲーム時間は、ユニオンパシフィックに比べても短縮化されている。

また、勝利点もポイントチップ式になったため、伏せて持つことで、他人の勝利点については覚えておくしかなく、激烈なトップ叩きは出来なくなっている。

ただ、問題点がないわけではない。プレイ人数はユニオンの最大6人から5人に減っている(最近の傾向として最大参加人数の減少があるが、本作品も例外ではなかった)。また、各航空会社を表すコマの色もわかりずらく、赤と橙はパッとみただけだと間違えそうな色合いで、視認性が高いとは間違っても言えない。

評価(5段階):☆☆☆☆
リメイクされることでより面白さが分かりやすくなった。既に一度リメイクされたものが、さらにもう一度リメイクされたのも納得の一本。プレイ時間の短縮化もされ、今後も長く遊ばれていく作品になるのではないだろうか?
ただ、僕個人としては、鉄道物(ユニオンパシフィック)の方が、魅力があるかなぁ。

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