7つの島 [ボードゲーム(な行)]

『7つの島』
作者:木皿儀隼一
メーカー:ワンドロー
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分
キーワード:ボード、カード、島、コイン、得点、駒、デッキ、構築、船員、配置、食料

ドミニオン系、国産同人ゲーム(ワンドローの場合同人と言っていいか悩むところだが)。
七つの島を舞台にミッションを達成しつつ財宝(得点)を集め最終的に一番高い得点の人が勝利。
基本構造はまったくドミニオン。違いは島ボードがあり、そこに上陸(船員駒の配置)と条件を満たすことによるミッションクリアするというワーカープレイスメント的なシステムが搭載されている点、あと、アクションカードはアイテムと船員の二種になり、船員を使うには食料が必要なこと。かわりにアクションは手持ちのカードは条件さえ満たせば使いたいだけ使えるし、カードの購入枚数に制限はない。

ゲームの流れは、手番が来たら、
①手番開始ステップ
手番開始時の効果の適用
②アクションステップ
アクションカードを好きなだけ(使用条件さえ満たしていれば)プレイ
③購入ステップ
カードの購入。お金さえ払えれば好きなだけ買える。
④終了ステップ
残った手札を全て捨て札にし、新たに5枚引き手札にする。

先にも書いたが、ドミニオンとの違いはアクションカードは条件さえ満たせば好きなだけプレイ出来るのと、購入もお金さえ払えれば好きなだけ買える点は大きく違う。が、このアクションカードの条件というのが場合によってはかなり足枷で、船員カードの場合、食料が必要に。その食料も船員の種類によって必要数が違うという…。かくしてアクションしようにも手札には船員カードしかなく、かつ食料がない、なんていう悲しい事態も。
また、アクションによっては島への上陸が出来ることも。島はゲーム開始時に1つ選ぶため、七つの展開が楽しめる。島にも難易度があり、基本的な島~難しい島まで様々。島には幾つかのクエストがあり、上陸の際にはそのクエストに船員駒を配置するだけ。クエストによって必要達成船員駒(これは自分の駒だけでなく他人の駒も含める)の数が違い、クエスト達成時の効果も様々。
また勝利得点になるものも、カードだけでなく、デッキを圧迫しないチップにもあり、この点のバランス(カードの場合購入出来るがチップは上陸しなければならず確実に手に入るわけでもない)取りが面白い。

評価(5段階):☆☆☆☆
国産同人ながら丁寧にまとまっておりただのコピーに納まっていないのはさすが。
得点をカードだけにしなかったことでさらに色々なパターンを構築できるようになった。また見えている得点が周囲にプレッシャーを与え、終了トリガーにもなっているため、冗長なゲームにならないのが良い。

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