アルハンブラの考え方 [ゲーム戦略]

僕の好きなゲームの一つにアルハンブラがある。
6色の区画タイルを4種類のお金で購入していくゲームなのだが、毎ゲームままならない展開になるのが特徴で、タイルはたくさん買ったのに、結果は惨敗だった、購入タイルはそれほど多くはなかったが、トップを取れた、など、いろいろな結果が待っていることと思う。

このゲームのキモに丁度の金額で区画を購入できたら追加で行動できる、というものがある。手番に出来ることは、基本的にお金を取るか、タイルを買うか、なので、この丁度で購入の効果がいかに大きいかは想像できよう。

タイルは安いものから高いものまで様々、また、お金も同様に安いお金から高いお金まで様々。
こうなるとタイルは安く、お金は高く、というのが理想ではあるが、実際はそうはいくまい。なにせ4種類あるお金はその色のお金を使えるところでしか使えないので、手札のお金は、ある程度融通が利く形で持っていないとうまく使えないのだ。ここで問題になるのがお金の取り方。お金を取る時、高い物を取るのは、通常正しい。高いお金は丁度で使えなくとも、ここぞという時にオーバーしてでも買うときの強い味方になる。が、周りの展開を見て自分が欲しいタイルを買える組み合わせになるお金があるのなら、それで我慢するのも一つの選択肢だ。丁度の購入は自分の行動回数を増やすことになるので、それは最終的には自分の利益になる。

さて、得点の要となるタイルはどうとって行こうか?最初はあまり考えなくとも良いが、決算が近いと思われるなら、各色のタイルの保有状況を確認しよう。全体に何枚出ているか?得点分岐点を上回っているか?上の得点を取れる余地はあるか?こういったことを考えてタイルが取れるようになると、得点の伸びが変わるので一考だ。

もう一つ忘れてはいけないのが壁。壁は繋がっている分だけ得点になる。1回目の決算前から壁を考慮したプレイをしているのと、後半になってから繋げようとし始めるのでは得点効率が大きく異なる。また、タイルはほとんど枚数的に差は出ないだろうから、得点で差をつけるには、この壁の重要度はかなり高い。

アルハンブラはタイルとお金のめぐり合いに一喜一憂するゲーム。丁度購入だけでなく、どこかここでは、というところをオーバーで買えるかが勝負の分かれ目になることも多いと思う。引くべき時は引き、強く行く時は行く、メリハリをつけて行動しよう。
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