グレンモアの考え方 [ゲーム戦略]

グレンモアについていくつかの戦略(というほどでもないが)を考えてみる。
グレンモアは拡大生産のゲームにあたるが、いくつかの制限が課せられている。
①タイルの配置制限
タイルに描かれている川は南北に1本で、道は東西に1本になるようにしか配置できない。しかも一族駒の置かれているタイルの周囲8マスに限られている。一族駒を増やすには、村、城といった生産には直接関与しないタイルを取ることを余儀なくされる。これに関連して②がある。
②タイル超過分減点
そして最大の制限というか考えどころはゲーム終了時に配置しているタイルの枚数が1番少ない人と比べて、超過しているタイル1枚につき3点減点、ということ。これはタイルを他の人より余分に取るのなら、3点分以上取ることが出来ないのならば、そのタイル選択は間違い、ということになる。

ゲームの構造がタイルを手番ごとに取ることを要求するくせに、ゲーム終了時には取りすぎはダメだというジレンマを抱えるこのゲーム、どう考えていったらいいだろうか?
①減点以上に得点を取る
一つの選択として減点は無視し、その減点分以上に取ったタイルで得点を叩き出す、というものがある。
生産タイルと村(もしくは城)で一族駒を増やし、広大な領地を充分に生かし、得点を生み出すタイルで資材を得点に変換するというもの。
②失点を抑え一点集中で得点を取る
もう一つの方法はタイルは最小にし、キャプテン、帽子、もしくはウイスキーで得点を重ね、最終的に周りのタイルの減点に乗じ差しきる戦い方。

おそらくバランス方も存在するだろうが、どちらかに集中した方が中途半端にならず戦略のブレが少ないだろう。
どちらも一長一短だが、周りの状況確認は必要だ。このゲームでは自分の持っている分から一番もっていない人の分を引いて、そこから得点を割り出すシステムになっているので、相手との差を詰めるにはある程度後追いも必要。自分の得点にはならないかもしれないが、差も開かない。
が、このゲームシステム上、手番数を考えるとあまり余裕がないのも事実。手番数に差が出なかったとしても、5人プレイなら12手程度。これは、ゲームが始まった時点では考えられない少なさだ。

もう一つ忘れてはならない事項がある。そう、お金だ。お金はゲーム終了時には1コイン1点になる。こう考えると生産施設を上手く建て、資材を売ってコインを集めていき、大半を手中に出来ればゲーム終了時に10点以上は稼げよう。後は得点を作るタイルなどを上手く取っていけばトップ争いにも関われるかもしれない・・・。

グレンモアは手頃な価格、簡単なルールで充実したゲームが楽しめる良作だと思う。
少しでも参考になれば幸いだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0